
高校の同級生は、日本初のフリーランス和菓子職人になっていた|和の菓 さんのう・三納寛之の宝石みたいな上生菓子
🏮 店舗情報
- 店名
- 和の菓 さんのう
- 実食
- 季節の上生菓子の詰合せ6個入
今回はラーメンではなく、どうしても紹介したい男がいる
いつもはラーメンばかり食べ歩いているこのブログだが、今回は特別編。10年ぶりに再会した高校の同級生が、日本初のフリーランス和菓子職人になっていた——そんな話を、彼の作品と一緒に紹介したい。
彼の名は三納寛之(さんのう ひろゆき)。「和の菓 さんのう」として活動する和菓子作家だ。作ってもらった上生菓子の一箱が、まさに宝石箱だった。

銘の紙が添えられた6つの上生菓子。開けた瞬間、家族から歓声が上がった
三納寛之という男——実店舗を持たない和菓子職人
三納寛之は、実店舗を持たずに活動する日本初のフリーランス和菓子職人・和菓子作家。愛知県瀬戸市の和菓子屋に生まれ、2019年にフリーランスとして独立した。
伝統的な技術と現代的な美意識を融合させた芸術的な上生菓子をSNSで発信し、「美しすぎる」と国内外から注目を集めている。ネット販売は数分で完売するほどの人気で、正直、友人でなければ入手できていたか怪しい。現在は岐阜の工房で製造しながら、月に数回、名古屋の星が丘テラスや岐阜県本巣市など各地で直接販売や和菓子教室も行っている。
そして私にとっては、高校時代から「和菓子職人になる」と語っていた同級生だ。一緒に音楽を楽しみ、色々遊んだ青春の思い出がある。あの頃語っていた夢を、そのまま実現させた男である。
10年ぶりの再会。「話してると若返った気がするね」
LINEでのやり取りはたまにあって、TVで彼を見かけるたびに「見たよ」と連絡はしていた。今回、星が丘テラスへの出店にタイミングが合い、お店の終了後に合流。カフェとご飯で気づけば話し込んでいた。
10年ぶりなのに、お互い良くも悪くも変わらず昔のまま。「なんか話してると若返った気がするね!」と盛り上がった。仕事のジャンルは全く違うからこそ、お互いに知らない世界の話が新鮮で、良い刺激になる。仕事に懸ける想いは一緒。道は違うけど、一緒に頑張ろう——そう言い合えたのが、何より嬉しかった。
宝石のような6つの銘
この日の詰め合わせ 「季節の上生菓子の詰合せ6個入」3300円(税込)です
詰め合わせは内容によって価格変動ありです。
ひとつずつ銘が添えられていて、箱を開けた瞬間から美術館だった。
もらい水(練り切り)

「もらい水」。薄緑の生地にピンクの花がひとつ
苔清水(大納言鹿の子)

「苔清水」。透明感のある衣の中に苔の緑が覗く
清流鮎(羽二重餅)

「清流鮎」。ふわりとした羽二重餅の上を鮎が泳ぐ
宵花火(練り切り・小豆流し餡)

「宵花火」。夜空に開く花火をそのまま閉じ込めたような一つ。私はこれを選んだ
銀河(ライチマスカット)

「銀河」。ライチマスカット。青のきらめきはまさに宝石で、食べるのがもったいない
太陽の果実(マンゴーゼリー)

「太陽の果実」。マンゴーゼリー。夕陽のグラデーションがみごと
実食:宵花火。さらりと溶けていく、品の良い甘み
家族それぞれ好きな銘を選んで実食。全員から「美味しい」と大好評だった。
私が選んだのは「宵花火」。食べるのがもったいない——そう思いながら口に運ぶと、さらりと溶けていく小豆の品の良い甘み。後味もスーッと引いていく切れの良い甘みで、くどさがまったくない。この爽やかな後味は、普段食べているお菓子とは一線を画す美味しさだった。見た目の華やかさだけの菓子ではまったくない。
「良いものをもっと作りたい」——職人の言葉
話していて印象的だったのは、日常のお菓子も作りつつ、作品としてのお菓子への強い想いを持っていること。すべての工程をひとりで担い、店を持たずに活動を続けるのは簡単ではないはずだ。それでも「良いものをもっと作りたい」と語る意欲が、とてもかっこよかった。
高校の頃に夢を語っていた同級生が、その道の第一人者になって目の前にいる。こんなに嬉しい再会はない。
買い方:ネット販売は数分で完売、SNSの告知をチェック
- オンラインショップ:和の菓 さんのう(BASE) — 販売開始から数分で完売することが多いので、告知のチェックは必須
- Instagram:@wagashi_sanchan — 新作の発表・販売スケジュールはここが最速
- X(旧Twitter):@wagashi_sanchan
- 食べログ:和の菓 さんのう
- 月に数回、名古屋の星が丘テラスや岐阜県本巣市などで直接販売・和菓子教室あり(スケジュールはSNSで告知)
まとめ
- 三納寛之は実店舗を持たない日本初のフリーランス和菓子職人。瀬戸市の和菓子屋に生まれ、2019年に独立
- 今回は「季節の上生菓子の詰合せ6個入」(¥3,300・税込)は宝石のようで食べるのがもったいない美しさ
- 実食した「宵花火」は、さらりと溶ける小豆の品の良い甘み。後味はスーッと切れてくどさゼロ。家族全員が大好評
- ネット販売は数分で完売。SNSの告知チェックが入手への近道
- 全工程をひとりで担いながら「良いものをもっと作りたい」と語る姿がかっこいい
10年ぶりに再会しても変わらない友人が、変わらず夢の中を走り続けていた。次は飲みに行く約束もできたので、彼の活動はこれからもこのブログで紹介していきたい。
ごちそうさま。そして、これからもお互い頑張ろう。

